着床前スクリーニングについて
着床前スクリーニングとは
体外受精、顕微授精において受精卵の異常を調べて正常なものだけを
子宮内に戻すことです。
習慣性流産の原因の約70%は原因不明と言われています。
またまた見にくい画像で・・・
ちゃんとした資料をここで出せないのが残念。
体外受精で何度も流産を繰り返すケースでは、
着床前スクリーニングは妊娠率を上げるのに有効な方法と言えるでしょう。
女性は着床しなかった事で自分を責めますが、それはほとんど関係ないと
いわれています。
実に7割以上が染色体異常で着床しないのです。
胚盤胞まで分裂したもので、染色体の数が異常なものは
30代でも約50%、43歳~45歳では70%以上もあります。
体外受精において、母体年齢と流産率を調べると
35〜39歳 19.7%
40〜44歳 40.8%
45歳〜 74.7 %
40歳を境に急激に上がっています。
染色体異常、例えばダウン症候群では70%が流産するといわれますが、
ダウン症で生まれた人は、かなり選ばれた人と言えるのではないでしょうか?
妊娠を通じての染色体異常の自然選択を表す氷山
波線の上の部分が選択された割合。
妊娠継続の鍵は、胚なのか?内膜なのか?実際のところまだ解っていないようですが、
体外受精においては、凍結しておいて内膜の状態に合わせて移植した方が成績が良い
とのことです。
流産の確率を下げるためには、良い卵を取ること。
つまり、あなたが良い卵を作ることです。
染色体が正常なら70%は妊娠が継続するそうです。。
良い卵を作るためには、何といっても安全な食べもの、解毒、生活習慣の改善でしょう。
これは、体外受精でも、自然妊娠でも同じことです。
良い卵を作るのは、あなた自身です。